1/1

熊谷雲炎/Unen Kumagai 「境界のかたち - Shape of the Boundary」

¥20,000 税込

残り1点

なら 手数料無料の 翌月払いでOK

送料が別途¥1,200かかります。

タイトル:境界のかたち - Shape of the Boundary
制作年:2025年
素材:画箋紙、墨、煤、蝋、雲母
サイズ:330×240㎜


現代書家の熊谷雲炎(Unen Kumagai)は、書家として長年向き合ってきた「文字」を制作の背景に、「書」をメディアとして用い、言語の意味性から解き放たれた純粋な形象としての文字を探求しています。熊谷は、意味になる前の感情や記憶が揺らぐ領域を、書を通してすくい上げ、書かれた内容そのものではなく「書くという行為」に宿る痕跡に重きを置き、書を記録や伝達のためではなく、「問いを残す器」として現出させます。
文字が生まれて以降、人類はひたすら記録を蓄積し、今、世界のどこからでもインターネットを使いその蓄積されたビックデータへアクセスできるようになりました。しかし、時間を超えて事象を記録する文字を人間が手に入れてから、果たして人間自身どれほど変われたのか、もしくは変わってしまったのか、 人と文字の関係、人間そのものへの再考を迫ります。


Statement
「Beyond the Time」は、生と死の狭間に存在する時間とその先にあるものを見つめる試みです。
時の流れは私たちを生へと引き戻し、また、死へと導く。その繰り返しの中で、「人」は過去と未来に揺らぎながらも、確かにこの瞬間を生きています。
この作品は、「生」と「死」がくっきりと分かたれる瞬間よりも、その間に存在する曖昧で連続的な時間を表現しています。
筆を通して書かれる線は、刻一刻と移ろう「今」を写しとると同時に、まだ訪れぬ「未来」へとつながる道でもあります。その線の重なりやゆらめきは、生と死が隔てられず交わる場所、言葉では表せない領域を映し出すものです。 この作品を通して、時間の束縛を越えたところにある「在ること」の静寂や、時間の流れが失われた時に感じられる永遠の一瞬に、鑑賞者がふと触れる機会を提供できればと願っています。


熊谷雲炎/Unen Kumagai
1965年 東京都生まれ。7歳から書道を始め19歳で師範取得。2016年CACA現代アート書作家協会にて7年間活動。2021年よりART SHODO CONTEMPORARYに参加。

< 近年の主な個展 >
2024「人間と人間の間(あわい)」 gallery neo_/Senshu (茨城)
2023 「person in the eyes」 雨引山楽法寺 (雨引観音) (茨城)
「person in the eyes」 渋谷ヒカリエ、aiiima creative lounge MOV (東京)

< 近年の主なグループ展 >
2023 「日台書法交流展2023ー東アジアアート書道最前線ー」 松宮書法館 (滋賀)
「SHODO NEXT STAGE」 伊勢丹浦和店 (埼玉)
「ART SHODO EDGE」 GALLERY SCENA (東京)
2022 「Tokyo Shodo Week」 三鷹市芸術文化センター (東京)
「YOKOHAMA SHODO ART Fair」 Hideharu Fukasaku Gallery & Museum (神奈川)
「書家による抽象表現展VI」 ギャルリー志門 (東京)
2017 「パメラン・ウォール展示vol.1」 ARCUS PROJECT (茨城)

商品をアプリでお気に入り
  • 送料・配送方法について

  • お支払い方法について

¥20,000 税込

最近チェックした商品
    同じカテゴリの商品
      その他の商品